D1・KV・R2 で、サイトに記録を持たせます(未公開)。
1-4 製品地図

大きな店の売り場には、似た箱がたくさん並びます。箱の名前だけを覚えても、困ったときにどれを取ればよいかは決まりません。
Cloudflare の製品一覧も同じです。いま読んでいる Cloudflare Lab に次の機能を足そうとしたとき、名前から探すと役割の違いを見失います。
そこで、受付に四つの部署への案内板を置きます。何をしたいかを先に決めてから、部署の中で製品を選びます。
Learning goals
この節でできるようになること
- 製品名が多い理由を自分の言葉で説明できる
- やりたいことを四つの部署へ分けられる
- 各部署の代表的な製品を二つ以上挙げられる
- この教材で製品に出会う順番を選べる
1. 製品名が多すぎる理由
Section titled “1. 製品名が多すぎる理由”店の売り場には、用途の違う箱が増えていきます。保存箱、鍵、連絡道具を一列に並べるだけでは、お客さんには違いが見えません。
Cloudflare には、通信、コード実行、保存、守りなど異なる役割の製品があります。公式の Product directory は、それらを分野ごとに探す入口です。
実物では、一つのサイトでも複数の製品を組み合わせます。だから「Cloudflare という一製品を入れる」と考えるより、困り事ごとに役割を選びます。

お客さんが困っている理由は、箱の数だけではありません。先に用途を聞く案内が無いことです。
つまり、製品名の暗記より、解きたい問題の整理が先です。
2. 四つの部署に分ける(動かす・貯める・守る・繋ぐ)
Section titled “2. 四つの部署に分ける(動かす・貯める・守る・繋ぐ)”受付で「動かしたい」「貯めたい」「守りたい」「繋ぎたい」と聞けば、案内先を絞れます。同じ部署の中なら、箱同士の違いも比べやすくなります。
この教材では、Cloudflare 製品を 動かす・貯める・守る・繋ぐ の四群に整理します。これは学ぶ順番を作るための案内板です。
動かすはページや処理を働かせる部署です。貯めるは記録を残し、守るは危険な用件を止め、繋ぐは離れた場所や端末を安全につなぎます。

四つの部署は、製品を完全に分断する壁ではありません。一つの仕組みを作るときは、必要な部署を組み合わせます。
ここからは正式な名前で確認します。
つまり、最初の質問は「どの製品か」ではなく「何をしたいか」です。
3. 各部署の代表(主な製品)
Section titled “3. 各部署の代表(主な製品)”各部署で最初に会う担当者を覚えると、案内板を使いやすくなります。すべての箱を一度に覚える必要はありません。
動かす部署には Workers、Cron Triggers、Workers AI があります。貯める部署には D1、KV、R2 があります。
守る部署には WAF、DDoS protection、Turnstile があります。繋ぐ部署には Cloudflare Tunnel、WARP、Gateway があります。
Workers は来客時の処理を動かし、Cron Triggers は決めた時刻に仕事を始めます。Workers AI は、用意された AI モデルを処理へ組み込む入口です。
D1 は表のような記録、KV は名前と値の組、R2 は画像などのファイルを扱う候補です。どれも貯める道具ですが、同じ箱ではありません。
WAF は決まりに合う通信を見分け、DDoS protection は大量の攻撃から守ります。Turnstile は、操作する相手が人かどうかを確かめる助けになります。
Cloudflare Tunnel は内側のサービスから安全な道を作ります。WARP は端末から Cloudflare へつなぐ道具です。Gateway は、その通信に組織の決まりを適用します。

各部署の箱は、同じ用途の中でも得意なことが違います。正式な選択は、それぞれの章で困り事と条件を見て行います。
つまり、ここでは代表の名前と行き先だけを持ち帰れば十分です。
4. この教材でいつ出会うか
Section titled “4. この教材でいつ出会うか”この教材は、四つの部署を順に回ります。最初にサイトを動かし、次に記録を貯め、その後に守りと自動運転を足します。
Cloudflare の製品名で言えば、Phase 1(配信)では Workers、Phase 2(保存)では D1・KV・R2、Phase 3(防御)では WAF などを扱います。Phase 4(自動化)では Cron Triggers や Workers AI に進みます。
四つの部署は、公式製品を置き換える新しい分類名ではありません。非エンジニアが入口を選ぶための、この教材の案内方法です。正式な製品群は、各ページの公式資料で確かめます。
一つのサイトでも、来客への返事、記録の保存、危険な通信の停止が必要です。だから四部署は順番に学び、最後には一つの店として組み合わせます。部署分けは全体を見失わないための地図です。
アカウント、通信、回数、人か機械かの順に守ります(未公開)。
定期作業、AI、記録の確認を扱います(未公開)。
つまり、今いる章から順番に進めば、四部署を実物で一つずつ試せます。
迷ったときは、最初に「何を変えたいか」を一文にします。ページを動かしたいのか、記録を残したいのかで、向かう部署は変わります。製品一覧を開くのは、その問いに答えた後です。
順番を守ると、候補を絞りやすくなります。
つまずきやすいところ
Section titled “つまずきやすいところ”この節のまとめ
Section titled “この節のまとめ”- 製品名が多いときは、先に困り事を言葉にします。
- 動かす・貯める・守る・繋ぐの四部署から行き先を選びます。
- 各製品の違いは、必要になった章で実物を使って学びます。
この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。
図のラベル: 困りごとを一文にする / 動かす Workers・Cron・AI / 貯める D1・KV・R2 / 守る WAF・DDoS・Turnstile / 繋ぐ Tunnel・WARP・Gateway / 必要になった章で 実物を使って学ぶ
次の章では、動かす部署の Workers を使って Cloudflare Lab を公開します。
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