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18-3 来客数とエラーのグラフ(Metrics)

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
壁に貼られた来客数とエラー数の折れ線グラフ
日誌の 1 件ずつではなく、来客数とエラー数を数で眺めます。

日誌は 1 件ずつ読むものです。1 日に何千件も来る店では、全部は読めません。

知りたいのは「昨日より増えたか」「失敗は何割か」です。数を数えて線で並べたほうが、速く分かります。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)でも、日誌より先に見るのはこの線です。ここでは、グラフの種類・経路・店名で束ねる見方・毎週見る項目の順に見ます。

Learning goals

この節でできるようになること

  • Workers metrics にどんなグラフがあるかを言える
  • グラフまでの経路と残る期間を言える
  • Zone analytics との違いを説明できる
  • 毎週見る項目を自分で決められる

窓口の日誌をめくる代わりに、「昨日は何人来て、何人が用を済ませられずに帰ったか」を数えます。数なら線にして並べられます。

Cloudflare では、この線を Workers metrics と呼びます。公式は、Workers の様子を知る図の出所は 2 つあり、Workers metrics は Worker 1 つぶんの性能と使われ方を示すと説明しています。

公式が挙げている主なグラフは次のとおりです。Requests は来客数で、Total(全部)・Success(成功)・Errors(失敗)に分かれます。Subrequests は窓口から外へ出した問い合わせで、Cached と Uncached に分かれます。Wall time per execution は呼び出しの始まりから終わりまでの経過時間で、待ち時間も含みます。CPU Time per execution は実際に計算していた時間です。ほかに Execution duration と Memory usage があります。

時間のグラフは平均ではなく、P50・P90・P99・P999 という区切りで示されます。半分の来客と上位 1% の来客が、それぞれどれだけ待ったかが分かります。

来客数・失敗数・待ち時間の 3 枚のグラフ
数で見ると、来客数・失敗の数・待ち時間が一目で分かります。

来客数・失敗・待ち時間の線が別々に並びます。

つまり、Workers metrics は「数と時間の線」で、日誌より先に見る場所です。

公式が案内している経路は次のとおりで、この画面は Worker 1 つぶんです。複数のドメインと workers.dev にまたがっていても合算されます。

失敗の内訳を見るときは、Metrics の Summary のグラフで Errors を選びます。公式は、Worker の metrics は過去 3 か月まで遡って見られ、区切りは最大 1 週間ずつだと説明しています。

事務所の扉から店の一覧、そして 1 店のグラフへ進む道順
グラフは、店の一覧から自分の店を選ぶと出てきます。

店の一覧から選ぶと、その店のグラフが並びます。

つまり、グラフは Workers & Pages から 2 手で開き、3 か月ぶんが残ります。

同じ店名の下に窓口がいくつもある場合、店名ごとの合計も知りたくなります。

Cloudflare では、この見方を Zone analytics と呼びます。公式は、zone に定義した route 上のすべての Worker の来客をまとめたものだと説明しています。中身は Subrequests・Bandwidth(流れた量)・Status codes(HTTP の番号別)・Total requests です。期間は過去 30 日以内で選べます。

この種類の数字は、Cloudflare 全体では Account and zone analytics という括りに入ります。公式は、ほかに GraphQL Analytics API と Workers Analytics Engine を挙げています。

店名ごとに全窓口の来客を合算した集計表
店名で束ねると、その名前の窓口すべての来客をまとめて見られます。

店名で束ねると、その名前の窓口すべての合計が出ます。

つまり、Workers metrics は窓口 1 つぶん、Zone analytics は店名ぶんです。

線は毎日眺めるものではありません。見る項目と曜日を決めておけば、変化にだけ気づけます。

Cloudflare Lab では次の 4 つを見る予定です。Requests の Errors の割合、CPU Time per execution の高いほうの区切り、Subrequests の Cached と Uncached の比、Memory usage の傾きです。

数字を自分の道具で扱いたくなったら、公式は Worker の metrics が GraphQL で動いていると説明しています。

週に一度グラフを見る日に丸が付いた壁掛けカレンダー
見る項目と曜日を決めておくと、点検が習慣になります。

見る項目を絞り、曜日を決めます。

つまり、見る項目を先に決めておくと、点検が習慣になります。

ここで紹介したグラフが、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は 2026-08-27 に clf.cloud-labos.com を当てたので、Workers metrics に加えて Zone analytics も見られます。実測(最初の 1 週間の Errors の割合)は、この章の実装後に追記します。

  • Workers metrics は、来客数・失敗数・かかった時間の線です。
  • 経路は Workers & Pages から自分の Worker で、3 か月ぶん残ります。
  • 店名で束ねた合計は Zone analytics で、過去 30 日以内を見られます。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 1 件ずつは読めない / 数と時間の線 Workers metrics / 来客と失敗 Requests / Subrequests / かかった時間 CPU Time / Wall time / 店名で束ねる Zone analytics / 毎週見る項目を決める

次の節では、線で気づいた「遅い」「落ちた」を日誌までたどります。

この節のチェック

問 1Workers metrics の Requests のグラフは何に分かれていますか?

問 2Subrequests の説明として正しいものはどれですか?

問 3Worker の metrics を遡って見られる期間はどれですか?

問 4Zone analytics が集計する範囲はどれですか?

問 5Zone analytics で選べる期間はどれですか?