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7-3 マニュアルから貼る・読む(put・get・delete・list)

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
貼る・読む・はがす・一覧の四つの動作
付箋の扱いは、貼る・読む・はがす・一覧の四つです。

前の節でボードが用意できました。ここからは、受付のマニュアル(Worker)に「付箋をどう扱うか」を書きます。

壁の付箋にできることは多くありません。貼る、読む、はがす、一覧で見る。この四つで足ります。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)も、この四つで検証の要約を出し入れする予定です。ここでは、貼る、読む、はがす・一覧、書き替えの間隔の順に見ます。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 貼る・読む・はがす・一覧の四つの操作を言える
  • 付箋が自動ではがれる時刻の指定を説明できる
  • 読むときに受け取る形と手元に置く時間を選べることを言える
  • 同じ見出しへの書き替えの上限を言える

新しい付箋を貼るときは、見出しと中身を書きます。同じ見出しの付箋が既にあれば、上から貼り替えたのと同じです。

Cloudflare では、この操作を put と呼びます。公式は、貼るときに三つの指定を添えられると説明しています。expiration は「いつはがすか」を決まった時刻で、expirationTtl は「今から何秒後にはがすか」で指定します。metadata は付箋の裏に書く小さなメモです。

公式によると、expirationTtl の最小の値は 60 で、60 秒より先でない期限は指定できません。metadata は JSON にできる値で、大きさは 1,024 バイトまでです。

次のコードは「first-key という見出しの付箋を貼る」ものです。読めなくても大丈夫です。

await env.NAMESPACE.put("first-key", "This is the value for the key");

期限や裏書きを添えるときは、三つ目の引数で { expirationTtl: 600 } のように渡します。

はがれる時刻と裏書きを添えて付箋を貼る手
貼るときに、はがれる時刻と裏書きも指定できます。

付箋を貼るときに、はがれる時刻と裏書きのメモも一緒に決められます。

つまり、貼るのは put で、期限と裏書きを添えられます。

読むときは見出しを指定します。その付箋が無ければ、「無い」という結果が返ります。

Cloudflare では、この操作を get と呼びます。type で受け取る形を選べ、指定しなければ文字として受け取ります。JSON として組み立て直したいときや、大きな中身を少しずつ受け取りたいときは、ここを変えます。

もう一つの指定が cacheTtl です。公式は、読んだ場所に結果を置いておく秒数で、30 以上の整数、既定は 60 だと説明しています。めったに読まれない付箋でも、続けて読むときの待ち時間を減らせますが、よく書き替える付箋には向きません。裏書きも一緒に読むときは getWithMetadata を使います。

次のコードは「first-key の中身を読む」ものです。読めなくても大丈夫です。

const value = await env.NAMESPACE.get("first-key");

見出しの配列を渡すと、まとめて読めます。公式によると、一度に渡せる見出しは 100 個までです。

見出しを指定して付箋の中身を読む店員
読むときは、受け取る形と手元に置く時間を選べます。

見出しを言うと中身が返ります。受け取る形と、手元に置いておく時間を選べます。

つまり、読むのは get で、形と保持時間を選べます。

いらなくなった付箋ははがします。どんな付箋が貼ってあるかは、一覧で見ます。

Cloudflare では、はがすのが delete、一覧が list です。公式は、存在しない見出しに対する delete も成功として返ると説明しています。

一覧で prefix を指定すると、見出しがその文字で始まる付箋だけが並びます。並び順は UTF-8 のバイト順です。一度に返しきれないときは list_complete が偽になり、cursor を次の呼び出しに渡して続きを受け取ります。

次のコードは「見出しが user:1: で始まる付箋を並べる」ものです。読めなくても大丈夫です。

const value = await env.NAMESPACE.list({ prefix: "user:1:" });
同じ書き出しの付箋だけを抜き出す場面
見出しの書き出しを指定すると、その仲間だけが並びます。

書き出しを指定すると、その仲間の付箋だけが抜き出されます。

つまり、はがすのは delete、一覧は list です。

同じ付箋を続けざまに貼り替えると、受付の手が追いつきません。ここには決まった上限があります。

公式は、同じ見出しへの書き込みは 1 秒に 1 回が上限で、1 秒以内に同じ見出しへ書くと Too Many Requests の誤りが返ると説明しています。対処として、1 回の呼び出しでの書き込みを 1 回にまとめるか、1 秒以上あけることを勧めています。

もう一つの上限として、1 回の呼び出しから外部へ出せる操作は 1,000 回までです。まとめ読みは、何個の見出しを読んでも 1 回と数えられます。

同じ付箋を続けて貼り替えて断られる場面
同じ付箋の書き替えは 1 秒に 1 回までです。

同じ付箋を続けて貼り替えようとすると、途中から断られます。

つまり、同じ見出しの書き替えは 1 秒に 1 回までです。

ここで紹介した四つの操作が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は Phase 2 で、検証が終わるたびに要約を 1 枚の付箋として put し、表示時に get で読む予定です。検証は 1 日に数回なので、1 秒に 1 回の上限には当たりません。実測は実装後に追記します。

  • 貼るのが put、読むのが get、はがすのが delete、一覧が list です。
  • 貼るときは、はがれる時刻(expiration・expirationTtl)と裏書き(metadata)を添えられます。
  • 読むときは、受け取る形(type)と手元に置く時間(cacheTtl・30 以上、既定 60)を選べます。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 貼る put / はがれる時刻 expiration / expirationTtl / 裏書きのメモ metadata / 読む get / getWithMetadata / 形と保持時間 type / cacheTtl / はがす・一覧 delete / list(prefix) / 同じ見出しは 1 秒に 1 回

次の節では、無料で使える範囲と、帳簿との使い分けを見ます。

この節のチェック

問 1付箋を貼るとき、今から何秒後にはがすかを指定する項目はどれですか?

問 2読むときに、結果を読んだ場所へ置いておく秒数を決める項目の最小値と既定値はどれですか?

問 3一覧を出すとき、見出しの書き出しで絞り込む項目はどれですか?

問 4同じ見出しへの書き込みについて、公式が定めている上限はどれですか?

問 5中身と一緒に裏書きのメモも読み取るときに使うものはどれですか?

最終更新日: