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18-1 窓口の作業日誌(Workers Logs)

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
窓口で起きたことは、その場で作業日誌に書き留めておきます。

窓口で何が起きたかは、その場に居なければ分かりません。だから店は机に日誌を置きます。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)にも同じものがありません。第 16 章で勝手に動くようになりましたが、「遅い」「落ちた」に作者が気づく手段がありません。

ここでは、日誌・設定・中身・残る量の順に見ます。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 作業日誌(Workers Logs)が何を残すかを説明できる
  • 日誌をつける設定の書き方を言える
  • 日誌の 3 種類の中身を言える
  • Free で残る件数と日数を言える

日誌は窓口の机に 1 冊置き、書いた紙は本部の書庫に集まります。

Cloudflare では、この日誌を Workers Logs と呼びます。公式は、Workers が出した記録を自動で集め、保存し、絞り込み、分析できる仕組みだと説明しています。データは自分の Cloudflare アカウントに入り、Worker ごとにダッシュボードで探せます。

新しく作った Worker では最初から有効です。読むのは次の順です。

作業日誌は窓口ごとに 1 冊あり、後から開いて読み返せます。

日誌は窓口ごとに 1 冊で、本部の書庫にまとまります。

つまり、Workers Logs は起きたことを勝手に書く日誌です。

日誌は勝手に生えてはきません。店舗登録票に「日誌をつける」と書いて、はじめて机に置かれます。

Cloudflare では、店舗登録票(wrangler.jsonc)の observability に書きます。公式は、この設定を足して deploy し直すと Workers Logs へ書かれるようになり、Wrangler は 3.78.6 以上が要ると説明しています。

次の設定は「日誌をつけ、来客は全件書く」という意味です。読めなくても大丈夫です。

{
"observability": {
"enabled": true,
"head_sampling_rate": 1
}
}

head_sampling_rate は、来客の何割を日誌に書くかの割合です。公式は、範囲は 0 から 1 で、1 なら全件、書かなければ既定の 1(100%)だと説明しています。この仕組みを Head-based sampling と呼びます。

日誌をつけるかどうかは、店舗登録票の 1 行で決めます。

登録票の 1 行が、日誌を置くかどうかを決めます。

つまり、日誌は observability で始まり、量は head_sampling_rate で加減します。

日誌の 1 行には 3 種類あります。来客ごとの定型の記録、スタッフの覚え書き、失敗の印です。

公式は、日誌に入るのは invocation logscustom logs、errors、uncaught exceptions だと説明しています。invocation logs は呼び出し 1 回につき 1 本で、Request と Response の情報が入ります。custom logs は、コードに書いた console.log がそのまま出るものです。

公式は、覚え書きを JSON の形で書くことを勧めています。console.log("user_id: " + 123) は文字列に埋もれますが、console.log({user_id: 123}) なら user_id という項目で絞り込めます。

日誌には、来客 1 件ごとの記録・自分で書いたメモ・失敗の印が並びます。

定型の記録・覚え書き・失敗の印が混ざって並びます。

つまり、書き方しだいで探しやすさが変わります。

日誌は無限には残せません。公式の料金表では、Workers Free は 1 日 200,000 件、残る期間は 3 日です。Workers Paid は月 2,000 万件が含まれ、残る期間は 7 日です。

公式の上限表では、残る期間は最長で 7 日、1 件の大きさは最大 256 KB です。超えた分は切り詰められます。

1 日の件数(Free)
200,000 件
残る期間(Free)
3 日
1 件の大きさ
256 KB まで

Cloudflare Lab は Free plan なので、日誌は 3 日ぶんです。それより前も残すなら、公式は Workers Logpush・Tail Workers を挙げています。

日誌は無限には残らず、1 日に書ける件数と残る日数が決まっています。

書庫の棚は 3 日分で、古い頁から外れていきます。

つまり、Free の日誌は 1 日 200,000 件で 3 日ぶんです。

ここで紹介した日誌が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われているかを見ます。

Cloudflare Lab の店舗登録票には、第 2 章の時点で "observability": { "enabled": true } が書いてあります。日誌は初日から取れていて、まだ誰も読んでいないだけです。実測は、この章の実装後に追記します。

  • Workers Logs は、起きたことを自動で集めて保存する日誌です。
  • 登録票の observability で始め、head_sampling_rate で割合を決めます。
  • Free の日誌は 1 日 200,000 件・3 日ぶんです。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 窓口で起きたこと / 作業日誌 Workers Logs / 日誌をつける設定 observability.enabled / 書く割合 head_sampling_rate / 中身は 3 種類 記録・メモ・失敗 / Free は 1 日 200,000 件 3 日ぶん

次の節では、今その場で窓口の様子を聞く方法を見ます。

この節のチェック

問 1Workers Logs の説明として公式に沿うものはどれですか?

問 2日誌をつけるために店舗登録票へ書く設定はどれですか?

問 3日誌に入るものとして公式が挙げているのはどれですか?

問 4Workers Free で日誌が残る期間はどれですか?

問 5Workers Free で 1 日に書ける記録の件数はどれですか?

最終更新日: