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9-3 誰を入れるか(policy と One-time PIN)

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
誰を入れるかは一枚の紙に書き、警備員がそれを見て判断します。

前の節で部屋を届け出ました。しかし、まだ誰も入れません。警備員に渡す紙が無いからです。

紙に書くことは二つです。「その人をどうするか」と「その人とは誰か」です。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)の場合、入れるのは作者だけです。会社の名簿のような仕組みは無いので、メールで届く合言葉を使います。

ここでは、行い、範囲の絞り方、合言葉、紙の順番の順に見ます。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 紙に書く四つの行いを言える
  • 含める・加えて満たす・除くの違いを説明できる
  • メールの合言葉で入る流れを説明できる
  • 紙が読まれる順番を説明できる

1. 紙に書く行いは一つだけ(action)

Section titled “1. 紙に書く行いは一つだけ(action)”

紙の一番上には、その人をどうするかを書きます。通す、止める、確かめずに素通りさせる、といった行いです。

Cloudflare では、この紙を policy と呼び、行いを action と呼びます。公式は行いを四つ挙げています。Allow(条件に合う人を通す)、Block(条件に合う人を止める)、Bypass(その通信の確かめをやめる)、Service Auth(人のログインを使わない確かめ)です。

公式は、一枚の紙に設定できる行いは一つだけだと述べています。

紙には行いを一つだけ書きます。通す・止める・確かめないなどです。

紙の上端に行いの札が一つだけ貼られています。二つは貼れません。

つまり、紙は「一つの行い+その相手」という形をしています。

2. 誰を通すかを三段で絞る(Include・Require・Exclude)

Section titled “2. 誰を通すかを三段で絞る(Include・Require・Exclude)”

「関係者」と一言で書いても警備員は判断できません。実際には「この会社のメールを持つ人」「ただし国内から来た人に限る」のように、段を重ねて絞ります。

Cloudflare では、この段を rule type と呼び、三つあります。Include は「または」で、複数書いた場合はどれか一つに当てはまれば足ります。Require は「かつ」で、書いたものをすべて満たす必要があります。Exclude は「ではない」で、当てはまる人は通りません。

何を見るかは Selectors で選びます。公式は例として、メールアドレス、末尾が一致するメール、国、IP の範囲などを挙げています。照合する値は Values に書きます。

公式は、すべての紙は Include を最低一つ含まなければならないと述べています。

含める・加えて満たす・除くの三段で、通る人の範囲を絞ります。

紙は三段で、上の段でまず通す範囲を決め、下の二段で狭めます。

つまり、Include で広げ、Require と Exclude で狭めます。

社員証を配る仕組みが無い小さな店では、身分の確認が悩みどころです。そこで、名乗り出た人のメールに一回きりの数字を送り、その数字を言えれば本人と見なします。

Cloudflare では、これを One-time PIN と呼びます。公式は、承認済みのメールアドレスへ一回きりの PIN を送る仕組みで、外部の identity provider(身元を証明する外部の仕組み)を組み込む代わりに使えると説明しています。

用意する経路は次のとおりです。設定した後は、通したい人のメールアドレスを紙に書き足すだけです。

利用者側の流れも簡単です。公式によれば、ログイン画面でメールアドレスを入れて Send login code を選び、届いた PIN を貼り付けて Sign in を選びます。この PIN は最初の要求から 10 分で期限切れになり、一回しか使えません。

メールに届く一回きりの合言葉で、本人かどうかを確かめます。

メールに届いた数字をログイン画面に写すだけです。

つまり、One-time PIN は外部の名簿を持たない場合の確かめ方です。

4. 紙が読まれる順番(policy の評価順)

Section titled “4. 紙が読まれる順番(policy の評価順)”

紙が複数あるときは、読む順番で結果が変わります。読む順番は決まっています。

公式は、Access の紙は行いの種類と、画面で並べた順に評価されると説明しています。まず Bypass と Service Auth の紙が上から順に読まれ、次に Block と Allow の紙が上から順に読まれます。利用者が Allow か Block に一致した時点で評価は止まり、後ろの紙はその判断を覆せません。

紙は使い回しできます。公式は、紙をいつでも作成・編集・削除でき、複数のアプリケーションで同じ紙を使い回せると説明しています。作る経路は次のとおりです。

名前・行い・Session duration・Rules を決めて保存します。保存の前に Policy tester の Test policies で試すこともできます。

紙は決まった順に読まれ、通す・止めるが決まった時点で終わります。

紙は上から順に読まれ、条件に合う紙が見つかった所で読むのをやめます。

つまり、順番は結果の一部です。並べ方まで含めて設計します。

ここで紹介した紙が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は Phase 2 で、Allow の紙を一枚だけ作り、Include に作者のメールアドレスを一つ書く予定です。確かめは One-time PIN で行います。実測は実装後に追記します。

  • 紙には行いを一つだけ書きます(Allow・Block・Bypass・Service Auth)。
  • 通る人は Include で広げ、Require と Exclude で狭めます。
  • One-time PIN は、外部の名簿を持たない場合にメールで確かめる方法です。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 入室ルールの紙 policy / 行いを一つ選ぶ Allow / Block / 母集団を決める Include / 条件を足す・除く Require / Exclude / 何で見るか Selectors / メールの合言葉 One-time PIN / 上から順に読まれる 一致で評価が止まる

次の節では、通した人に付く入室証を確かめます。

この節のチェック

問 11 枚の policy に設定できる action の数はいくつですか?

問 2Include・Require・Exclude の働きの組み合わせとして正しいものはどれですか?

問 3One-time PIN の説明として公式に沿うものはどれですか?

問 4policy が評価される順番として正しいものはどれですか?

問 5Access の policy の扱いとして公式に沿うものはどれですか?

最終更新日: