2-2 C3 と Wrangler

新しい店を作るときは、必要な品をまとめたキットが便利です。でも開店後の試運転や配送には、繰り返し使える道具箱が要ります。
いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)も、土台を作る作業と、日々の確認や配送を分けました。二つの道具を混ぜると、どちらをいつ使うのか分かりにくくなります。
ここでは、道具の役割、開店の順番、店舗登録票、自分の身元確認を見ます。命令は意味を先に説明してから示します。
Learning goals
この節でできるようになること
- 開店キットと店長の道具箱の違いを説明できる
- Cloudflare Lab の開店手順を日常語で説明できる
- 店舗登録票の欄を自分の言葉で説明できる
- 正しい持ち主で入っているか確かめられる
1. 開店キットと道具箱(C3 と Wrangler)
Section titled “1. 開店キットと道具箱(C3 と Wrangler)”開店キットは、最初の棚や備品をまとめて揃えます。店長の道具箱は、試運転、登録、配送に開店後も繰り返し使います。
Cloudflare では、開店キットを C3(create-cloudflare CLI) と呼びます。ターミナルで npm create cloudflare と打つと動く道具で、新しいプロジェクトの土台を質問に答えながら作ります。店長の道具箱に当たる公式の操作道具が Wrangler です。
実物では、C3 が質問に答えながら新しいプロジェクトを作ります。Wrangler はローカルでの試運転、設定の確認、Cloudflare への配備などに使います。

左の箱は最初に一式を揃え、右の箱はその後も手元に残ります。二つは競合する製品ではありません。
ここからは正式な名前で確認します。
つまり、C3 は始める道具、Wrangler は続ける道具です。
2. Cloudflare Lab での使われ方(開店手順)
Section titled “2. Cloudflare Lab での使われ方(開店手順)”ここで紹介した二つの道具が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われたかを、実際の手順で見ます。
同じ店を作り直すには、道具の版と登録票を残します。人によって違う道具を使うと、同じ命令でも結果が変わることがあります。
Cloudflare Lab では Node.js、Astro、Starlight、Wrangler を順に揃えました。次の命令は、それぞれ土台を固定して組み立てるためのものです。
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Node.js の版を固定する
.nvmrcに22.18.0を書き、同じ作業道具を選びます。読めなくても大丈夫です。Terminal window nvm use実行すると、このリポで使う Node.js に切り替わります。
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Astro と Starlight の土台を使う
Astro がページを組み立て、Starlight が教材の見た目を整えます。読めなくても大丈夫です。
Terminal window npm install実行すると、登録済みの版に合わせて必要な道具が揃います。
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Wrangler の版を確かめる
店長の道具箱が指定版かを見る命令です。読めなくても大丈夫です。
Terminal window npx wrangler --versionCloudflare Lab では
4.126.0と表示されます。 -
店舗登録票を書く
wrangler.jsoncに店名、マニュアル、棚などを記録します。これで Wrangler が同じ設定を読めます。

店が段階ごとに組み上がる図です。どれか一つの命令だけで、教材全体が完成するわけではありません。
つまり、版と順番を残すことで、別の日にも同じ店を作れます。
3. 店舗登録票(wrangler.jsonc)
Section titled “3. 店舗登録票(wrangler.jsonc)”店を本部へ登録するには、店名、マニュアルの場所、採用する規則の日付が必要です。棚の場所や、記録を残すかどうかも決めます。
Cloudflare では、この登録票を wrangler.jsonc と呼びます。compatibility_date は「この日の規則で読む」という日付です。
実物では、name が店名、main がマニュアルの場所、account_id が持ち主です。assets が棚、observability が記録の設定です。
directory は、棚へ送る完成品がある場所です。binding は、マニュアルから棚の窓を使うときの名前です。run_worker_first は、棚の品もスタッフが手渡すかを決めます。
observability.enabled は、店で起きたことを後から確認できるようにします。これはページ本文を保存する棚ではありません。運用時の記録を扱うための設定です。
{ "name": "cloudflare-lab", "main": "src/worker/index.ts", "compatibility_date": "2026-08-26", "assets": { "directory": "./dist", "binding": "ASSETS", "run_worker_first": true }, "observability": { "enabled": true }}
チェック欄は、Wrangler が推測せずに読む情報です。秘密の鍵は、この登録票へ直接書きません。
登録票をリポに残すと、別の日にも同じ決まりを読めます。一方、秘密まで残すと、読む必要のない人へ渡る恐れがあります。公開できる設定と秘密を分けて管理します。
つまり、wrangler.jsonc は店を同じ条件で扱うための正本です。
4. 店長の名札を確かめる(wrangler whoami)
Section titled “4. 店長の名札を確かめる(wrangler whoami)”配送前には、店長が正しい会社の名札を付けているか確認します。別の持ち主として入っていると、違う場所を操作する恐れがあります。
Wrangler では、認証中の利用者と account を whoami で確認します。これは秘密の鍵を見る命令ではありません。
次の命令は「現在どの利用者として入っているか」を表示します。読めなくても大丈夫です。
npx wrangler whoami実行後は、想定する Cloudflare account が表示されるかを見ます。表示された認証情報そのものを教材へ写す必要はありません。
つまり、配送前に持ち主を確かめると、操作先の取り違えを防げます。
つまずきやすいところ
Section titled “つまずきやすいところ”この節のまとめ
Section titled “この節のまとめ”- C3 は最初の土台を揃え、Wrangler は開店後も使います。
- 道具の版と開店の順番を残すと、同じ店を再現できます。
- wrangler.jsonc は、店名や棚を記した店舗登録票です。
この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。
図のラベル: 開店キット C3(create-cloudflare CLI) / 土台ができる 最初の 1 回だけ / 店長の道具箱 Wrangler / 店舗登録票 wrangler.jsonc / この日の規則で読む compatibility_date / 持ち主を確かめる wrangler whoami
次の節では、完成したマニュアルを全国の窓口へ配送します。
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