コンテンツにスキップ

2-2 C3 と Wrangler

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-26
開店キットの箱と店長の道具箱
店を作る道具と、店を動かし続ける道具は役割が違います。

新しい店を作るときは、必要な品をまとめたキットが便利です。でも開店後の試運転や配送には、繰り返し使える道具箱が要ります。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)も、土台を作る作業と、日々の確認や配送を分けました。二つの道具を混ぜると、どちらをいつ使うのか分かりにくくなります。

ここでは、道具の役割、開店の順番、店舗登録票、自分の身元確認を見ます。命令は意味を先に説明してから示します。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 開店キットと店長の道具箱の違いを説明できる
  • Cloudflare Lab の開店手順を日常語で説明できる
  • 店舗登録票の欄を自分の言葉で説明できる
  • 正しい持ち主で入っているか確かめられる

1. 開店キットと道具箱(C3 と Wrangler)

Section titled “1. 開店キットと道具箱(C3 と Wrangler)”

開店キットは、最初の棚や備品をまとめて揃えます。店長の道具箱は、試運転、登録、配送に開店後も繰り返し使います。

Cloudflare では、開店キットを C3(create-cloudflare CLI) と呼びます。ターミナルで npm create cloudflare と打つと動く道具で、新しいプロジェクトの土台を質問に答えながら作ります。店長の道具箱に当たる公式の操作道具が Wrangler です。

実物では、C3 が質問に答えながら新しいプロジェクトを作ります。Wrangler はローカルでの試運転、設定の確認、Cloudflare への配備などに使います。

開店キットとレンチ入り道具箱
最初の店作りと、その後の運営では使う道具が違います。

左の箱は最初に一式を揃え、右の箱はその後も手元に残ります。二つは競合する製品ではありません。

ここからは正式な名前で確認します。

C3 と Wrangler の役割分担C3新規 project を作るProject filescode + wrangler.jsoncWranglerdevelop · deploy · rollback

つまり、C3 は始める道具、Wrangler は続ける道具です。

2. Cloudflare Lab での使われ方(開店手順)

Section titled “2. Cloudflare Lab での使われ方(開店手順)”

ここで紹介した二つの道具が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われたかを、実際の手順で見ます。

同じ店を作り直すには、道具の版と登録票を残します。人によって違う道具を使うと、同じ命令でも結果が変わることがあります。

Cloudflare Lab では Node.js、Astro、Starlight、Wrangler を順に揃えました。次の命令は、それぞれ土台を固定して組み立てるためのものです。

  1. Node.js の版を固定する

    .nvmrc22.18.0 を書き、同じ作業道具を選びます。読めなくても大丈夫です。

    Terminal window
    nvm use

    実行すると、このリポで使う Node.js に切り替わります。

  2. Astro と Starlight の土台を使う

    Astro がページを組み立て、Starlight が教材の見た目を整えます。読めなくても大丈夫です。

    Terminal window
    npm install

    実行すると、登録済みの版に合わせて必要な道具が揃います。

  3. Wrangler の版を確かめる

    店長の道具箱が指定版かを見る命令です。読めなくても大丈夫です。

    Terminal window
    npx wrangler --version

    Cloudflare Lab では 4.126.0 と表示されます。

  4. 店舗登録票を書く

    wrangler.jsonc に店名、マニュアル、棚などを記録します。これで Wrangler が同じ設定を読めます。

順番に組み上がっていく受付店舗
決めた順に道具を揃えると、同じ店を作り直せます。

店が段階ごとに組み上がる図です。どれか一つの命令だけで、教材全体が完成するわけではありません。

つまり、版と順番を残すことで、別の日にも同じ店を作れます。

店を本部へ登録するには、店名、マニュアルの場所、採用する規則の日付が必要です。棚の場所や、記録を残すかどうかも決めます。

Cloudflare では、この登録票を wrangler.jsonc と呼びます。compatibility_date は「この日の規則で読む」という日付です。

実物では、name が店名、main がマニュアルの場所、account_id が持ち主です。assets が棚、observability が記録の設定です。

directory は、棚へ送る完成品がある場所です。binding は、マニュアルから棚の窓を使うときの名前です。run_worker_first は、棚の品もスタッフが手渡すかを決めます。

observability.enabled は、店で起きたことを後から確認できるようにします。これはページ本文を保存する棚ではありません。運用時の記録を扱うための設定です。

{
"name": "cloudflare-lab",
"main": "src/worker/index.ts",
"compatibility_date": "2026-08-26",
"assets": {
"directory": "./dist",
"binding": "ASSETS",
"run_worker_first": true
},
"observability": { "enabled": true }
}
チェック欄が並ぶ店舗登録票
登録票には店名や棚の場所など、運営に必要な決まりを書きます。

チェック欄は、Wrangler が推測せずに読む情報です。秘密の鍵は、この登録票へ直接書きません。

登録票をリポに残すと、別の日にも同じ決まりを読めます。一方、秘密まで残すと、読む必要のない人へ渡る恐れがあります。公開できる設定と秘密を分けて管理します。

つまり、wrangler.jsonc は店を同じ条件で扱うための正本です。

4. 店長の名札を確かめる(wrangler whoami)

Section titled “4. 店長の名札を確かめる(wrangler whoami)”

配送前には、店長が正しい会社の名札を付けているか確認します。別の持ち主として入っていると、違う場所を操作する恐れがあります。

Wrangler では、認証中の利用者と account を whoami で確認します。これは秘密の鍵を見る命令ではありません。

次の命令は「現在どの利用者として入っているか」を表示します。読めなくても大丈夫です。

Terminal window
npx wrangler whoami

実行後は、想定する Cloudflare account が表示されるかを見ます。表示された認証情報そのものを教材へ写す必要はありません。

つまり、配送前に持ち主を確かめると、操作先の取り違えを防げます。

  • C3 は最初の土台を揃え、Wrangler は開店後も使います。
  • 道具の版と開店の順番を残すと、同じ店を再現できます。
  • wrangler.jsonc は、店名や棚を記した店舗登録票です。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 開店キット C3(create-cloudflare CLI) / 土台ができる 最初の 1 回だけ / 店長の道具箱 Wrangler / 店舗登録票 wrangler.jsonc / この日の規則で読む compatibility_date / 持ち主を確かめる wrangler whoami

次の節では、完成したマニュアルを全国の窓口へ配送します。

この節のチェック

問 1新しいプロジェクトの土台(開店キット)を作る公式の道具はどれですか?

問 2ローカルでの試運転・設定の確認・Cloudflare への配備に繰り返し使う道具はどれですか?

問 3店舗登録票に当たる設定ファイルの名前はどれですか?

問 4compatibility_date の意味として正しいものはどれですか?

問 5配送前に「自分が誰として入っているか」を確かめる命令はどれですか?

最終更新日: