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15-4 点検を習慣にする

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
点検は 1 回で終わらせず、日を決めて繰り返します。

前の節で点検表(Security Center)を開きました。開いただけでは、守りは変わりません。指摘を読んで直し、直したことを残して、はじめて 1 周が終わります。

店でたとえるなら、点検表を壁に貼っただけの状態です。見る日を決めていないと、貼ってあること自体を忘れます。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)も、作者 1 人で運用します。仕組みで思い出せる形にしておかないと、点検は必ず止まります。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 点検表を開く間隔の決め方を説明できる
  • 指摘 1 件に付く 4 つの項目と重大度の段階を言える
  • 設定を一覧で見直す画面の区分を言える
  • 直した指摘の片付け方と、記録の残し方を言える

点検そのものは自動で回ります。人が決めるのは「開く日」です。

公式の表では、自動の点検は Free plan で 7 日ごとです。つまり、こちらが何もしなくても週に 1 度は新しい結果が用意されます。開く日を週 1 回決めておけば、間隔がちょうど合います。

放っておけない事情もあります。公式は、Free plan のアカウントでは利用が無い状態が続くと自動の点検が一時停止することがあり、点検を続けるには画面か API で定期的に確認するように、と注意しています。

点検は自動で回りますが、開く日を決めておきます。

点検の間隔と、開く日を重ねておくと見落としが減ります。

つまり、週 1 回開く日を決めることが、そのまま点検を止めない仕組みになります。

指摘は 1 件ずつ、決まった形で書かれています。

公式は、1 件に付く項目を 4 つ挙げています。重大度を表す Severity、今の設定の何が問題かを述べる Insight、放置した場合の危険を述べる Risk、種類を表す Type です。

重大度は 3 段階です。公式は LowModerateCritical の 3 つを挙げ、高いほど危険が大きいと説明しています。全部を一度に直そうとせず、高いものから順に片付けます。

1 項目には、何が問題か・どんな危険か・どう直すかが並びます。

1 件を開くと、何が問題か・どんな危険か・どう直すかが並びます。

つまり、読む順番は重大度で決まり、直し方は指摘の中に書いてあります。

指摘を追うだけでなく、設定そのものを一覧で見渡す画面もあります。

公式は、新しいセキュリティの画面で、設定と検出の道具を「防ぐ脅威の種類」で 5 つに分けていると説明しています。Web application exploits(アプリの穴を突く攻撃)、DDoS attacks(押し寄せる通信)、Bot traffic(機械の通信)、API abuse(API の悪用)、Client-side abuse(利用者側で動く不正)です。

第 11 章から前の節までに触れた道具は、この 5 つのどこかに入ります。区分で眺めると、どの種類の守りが手薄かが見えます。

つまり、指摘は点で、この画面は面です。両方を見ると抜けに気づけます。

直したのに指摘が残っている、という状態は放置すると混乱のもとです。

公式は、指摘は直しても自動では画面から消えないと注意しています。消すには、その指摘を手で点検表から下げる(archive)か、次の自動の点検を待つか、点検をその場でもう一度走らせます。

記録も画面から残せます。公式は、指摘を CSV ファイルとして書き出せると説明しています。書き出したファイルには、重大度・種類・点検した日付などが入ります。直す前と後で書き出せば、何を直したかがそのまま記録になります。

見落としを減らす仕組みもあります。公式は、重大な指摘について通知を作り、受け取るメールアドレスを登録できると説明しています。

直した指摘は、控えを残してから点検表から下げます。

直した指摘は、控えを書き出してから点検表から下げます。

つまり、直す・残す・下げるの 3 つで 1 件が終わります。

ここで紹介した回し方が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab では、点検表を週 1 回開き、重大度の高いものから直す予定です。直す前と後の一覧を書き出し、この教材の検証の記録と同じ場所に残します。重大な指摘の通知は、作者のメールアドレスに送る形を試します。最初の 1 周で何件を直せたかは、そのときに追記します。

  • 自動の点検は Free plan で 7 日ごとなので、開く日も週 1 回に決めます。
  • 指摘には SeverityInsightRiskType が付き、重大度の高い順に片付けます。
  • 直した指摘は控えを書き出して記録に残し、点検表から下げます。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 自動の点検 Free は 7 日ごと / 開く日を決める 週 1 回 / 重大度で読む順を決める Severity / 設定を面で見直す 5 つの区分 / 直す / 書き出して記録に残す / 点検表から下げる

次の章では、決めた時刻にひとりでに動く仕組み(Cron Triggers)を見ます。

この節のチェック

問 1点検で出た 1 件に付く項目の組み合わせはどれですか?

問 2重大度として公式が挙げている段階はどれですか?

問 3指摘のもとになった設定を直した後、その指摘はどうなりますか?

問 4点検の結果を画面から書き出す形式はどれですか?

問 5新しいセキュリティの画面で、設定と検出の道具は何によって分類されていますか?

最終更新日: