第 17 章 Workers AI
第 16 章で、決めた時刻に勝手に動く目覚まし時計が手に入りました。次に困ったのは「動いた結果を読む人が要る」ことです。いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)では、出典ページの変更点を読むのも、検証ログを分類するのも作者の手作業のままです。
窓口に相談役を呼べれば、その読む作業を任せられます。この章では、相談役(Workers AI)とは何か、誰を呼ぶか、どう呼ぶか、作業量をどう数えるかの順に見ます。
Learning goals
この節でできるようになること
- Workers AI がどこで何を動かす仕組みかを日常語で説明できる
- 公式のモデル一覧から候補を絞る手順を言える
- 店舗登録票に内線を足し、マニュアルから呼ぶ形を説明できる
- 無料で使える範囲と 1 分あたりの上限を数字で言える
17-1 窓口の相談役(Workers AI とは)
窓口には、スタッフだけでは決められない相談が来ます。 専門家を常駐させると、相談が無い日も費用が要ります。 Cloudflare では、呼んだ時だけ来る相談役を Workers AI と呼びます。 モデルは Cloudflare のネットワーク上の GPU で動きます。 文章・画像・音声など、得意分野の違うモデルが 50 個以上あります。 この節のゴールは、相談役という考え方を説明できることです。
17-2 相談役の種類(models)
相談役は一人ではなく、名簿から選びます。
名簿は公式のモデル一覧のページで、仕事の種類・できること・作った組織で絞り込めます。
名札は @cf/組織名/モデル名 の決まった形をしています。
モデルのページには、一度に読める量と単価が書かれています。
名簿には試験中と非推奨の印が付いたモデルもあります。
この節のゴールは、名簿を読んで候補を絞れることです。
17-3 マニュアルから呼ぶ(AI binding)
呼びたい相手が決まっても、内線が無ければ声は届きません。 店舗登録票に一行足すと、マニュアルの引き出しに受話器が増えます。 呼ぶときに渡すのは、名札と頼みごとの二つです。 返事には、答えの欄と使用量の欄が入っています。 手元での試運転にも費用が発生します。 この節のゴールは、内線を引いて呼ぶ形を説明できることです。
17-4 作業量の単位(Neurons)と無料の範囲
相談には軽いものと重いものがあり、回数では実態と合いません。 Cloudflare は作業量を Neurons という単位で数えます。 無料の範囲は 1 日 10,000 Neurons で、毎日 00:00 UTC に戻ります。 1 分あたりの上限は、仕事の種類ごとに別々に決まっています。 上限を超えると、以降の操作はエラーで失敗します。 この節のゴールは、無料の範囲を数字で言えることです。
© 2026 osdse