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22-4 対外で説明する

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
対外では、相手の困りごとから入り、三つの絵で説明します。

道具の名前を並べても、相手の頭には残りません。相手が今まさに困っている場面から始めると、同じ話が急に自分ごとになります。

この節は、これまでの三つの節を人に話す形へ組み直す練習です。覚えるのは、困りごと・三つの絵・数字の三段です。

そして最後に、いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)そのものを、学びの道筋としてどう使うかを置きます。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 相手の困りごとから話を始められる
  • 部屋・通路・制服の三つの絵で全体像を説明できる
  • 公式に載っている数字だけで裏づけられる
  • この教材を学びの道筋として使える

「守りを見直しましょう」と言われて動く人はいません。「出先だと業務の画面が重い」「辞めた協力会社の人がまだ入れるかもしれない」なら、相手の話になります。

公式は、境界を作る守り方が崩れた理由を三つの変化で説明しています。働く人が動くようになったこと、アプリが雲の側へ移ったこと、そして攻撃が高度になったことです。

困りごとの形も公式に書かれています。決まりを一箇所にまとめようとして、社員の通信を全部 VPN の設備へ通した結果、閲覧が遅くなり苦情が出る。すると社員は承認されていない端末で回避しようとし、かえって危険が増える、という筋書きです。

説明は、相手が実際に困っている場面から始めます。

出先の人の通信が、遠くの設備まで往復してから目的地へ向かっています。往復のぶんがそのまま待ち時間になります。

つまり、話の入口は製品名ではなく、相手が今困っている場面です。

困りごとを共有できたら、解き方を三枚の絵で見せます。部屋・通路・制服の三枚だけで、全体像はおおむね伝わります。

部屋は「入る人を毎回確かめる扉」で、正式には Cloudflare Access です。通路は「店の側から外へ掘る専用の道」で Cloudflare Tunnel、制服は「端末に着せて通信の道筋を揃えるもの」で Cloudflare One Client です。

三枚を並べたうえで、「これを一つの網と一つの操作盤にまとめた形の名前が SASE で、Cloudflare での中身が Cloudflare One です」と足します。ここまでで、相手は地図を持った状態になります。

三枚の絵だけで、全体像はおおむね伝わります。

三枚の絵カードが順に並び、最後に一枚の地図へ重なります。順番を変えないほうが伝わります。

つまり、説明の骨は三枚の絵と、それをまとめる一つの名前です。

絵だけでは「本当に速いのか」に答えられません。ここで数字を出しますが、出してよいのは公式に書かれているものだけです。

公式が挙げているのは次の値です。Internet に繋がった人口のおよそ 95% に対しておよそ 50 ミリ秒以内、網の相互接続の相手は 13,000 を超え、データセンターは数百の都市にあります。速さの理由は anycast で、通信が一番近い建物へ届くからです。

費用の話も一つだけ確かなものがあります。公式は、この文書で説明した機能の多くが 50 人までなら期限なしで無料だと書いています。試してから決められる、という話に繋がります。

数字は、公式に書かれているものだけを使います。

地図の上に、距離と相手先と都市の数が並んでいます。数字は覚えるのではなく、出典と一緒に持ち歩きます。

つまり、数字は公式に載っているものだけを、出典とともに使います。

ここまでで全 22 章が終わりました。最後に、この教材をどう使うと身に付くかを置きます。

読む順は、第 1 章から順にたどるのが基本です。章は「サイトが次に必要としたもの」の順に並んでおり、配信・保存・防御・自動化・宣言・接続の六つの段になっています。前の段を飛ばすと、次の段の困りごとが分からなくなります。

確かめ方は二つあります。各章の末尾にある章末テストで言葉の理解を測り、実際に手を動かす章では、ページに載っている検証の命令を自分で走らせて結果を見ます。読んで分かった気になった箇所ほど、走らせると差が出ます。

この教材は、六つの段を順に上ると全体像に届きます。

六つの段が下から順に積み上がり、各段に確かめる場所が付いています。上の段から始めないことが、遠回りを避ける近道です。

つまり、この教材は、順にたどり、テストと実行で確かめるための道筋です。

ここで紹介した説明の形が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は、章を書くたびに実際の設定と計測を残してきました。対外で話すときは、この三段の形に、Cloudflare Lab で実際に測った値を足す予定です。足した内容は、実装後にこの章へ追記します。

  • 説明は、製品名ではなく相手の困りごとから始めます。
  • 部屋・通路・制服の三枚の絵に載せ、SASE と Cloudflare One でまとめます。
  • 数字は公式に載っているものだけを、出典とともに使います。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 相手の困りごと 遅い・広く入れすぎ / やめる考え方 Zero Trust / 三つの絵 部屋・通路・制服 / 一つの網 SASE と Cloudflare One / 公式の数字で裏づけ / この教材で順に確かめる

これで第 22 章は終わりです。章末テストで、章全体の理解を確かめてください。

この節のチェック

問 1境界を作る守り方が通用しなくなった理由として、公式が挙げる三つの変化はどれですか?

問 2社員の通信をすべて VPN の設備へ通した場合に起きることとして、公式が挙げているものはどれですか?

問 3公式が挙げている距離の数字として正しいものはどれですか?

問 4公式が挙げている、網の相互接続の相手の数はどれですか?

問 5SASE の形への移り方として公式が説明しているものはどれですか?

最終更新日: