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17-4 作業量の単位(Neurons)と無料の範囲

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
相談役の作業量は Neurons という単位で数えます。

相談役に頼む仕事には、軽いものと重いものがあります。一言の返事と、長い報告書の作成では、かかる手間が違います。

手間の違いを「呼んだ回数」だけで数えると、実態と合いません。重さを測る目盛りが要ります。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)は Free plan で運用しているので、無料の範囲に収まる設計が要ります。

Learning goals

この節でできるようになること

  • Neurons が何を測る単位かを説明できる
  • 1 日に無料で使える量を数字で言える
  • 無料の枠がいつ戻るかを言える
  • 仕事の種類ごとの 1 分の上限があることを説明できる

回数で数えると、軽い相談と重い相談が同じ 1 回になってしまいます。手間そのものを測る目盛りがあれば、実態に合います。

Cloudflare では、この目盛りを Neurons と呼びます。公式は、Neurons はモデルをまたいで AI の出力を測るための単位で、その依頼に必要な GPU compute(計算装置の仕事量)を表すと説明しています。

目盛りの進み方はモデルごとに違います。公式の料金表では、たとえば @cf/meta/llama-3.2-1b-instruct は入力 100 万 tokens あたり 2,457 Neurons、出力 100 万 tokens あたり 18,252 Neurons です。

重い仕事ほどメーターが進み、その進み具合が料金の単位になります。

依頼の重さでメーターの針の進み方が変わります。軽い依頼は少し、重い依頼は大きく進みます。

つまり、Neurons は回数ではなく手間の量を測ります。

数え方が分かったら、次は「どこまでが無料か」です。この境目を知らないと、設計のたびに迷います。

公式は、Workers AI が Free と Paid の両方のプランに含まれ、価格は 1,000 Neurons あたり $0.011 だと説明しています。そのうえで、誰でも 1 日 10,000 Neurons までは無料で使えると明記しています(free allocation)。

料金表では、Workers Free は 1 日 10,000 Neurons の無料枠のみで、それ以上使うには Workers Paid への切り替えが要ります。Workers Paid も無料枠は同じ 1 日 10,000 Neurons で、それを超えた分が 1,000 Neurons あたり $0.011 の従量になります。

無料枠(Free・Paid 共通)
10,000 Neurons / 日
超過分の価格
$0.011 / 1,000 Neurons
枠が戻る時刻
毎日 00:00 UTC
無料の枠は 1 日ごとに配られ、日付が変わると戻ります。

無料の枠は毎日配られる回数券のようなもので、日付が変わると戻ります。

つまり、無料の範囲は 1 日 10,000 Neurons です。

1 日の総量とは別に、「短い時間にどれだけ頼めるか」の決まりもあります。窓口に一度に押し寄せられないのと同じです。

公式は rate limits(回数の制限)を仕事の種類ごとに定めています。Text Generation は 1 分あたり 300 requests per minuteText Embeddings は 3,000、Text-to-Image と Translation は 720、Summarization は 1,500、Text Classification は 2,000 です。

一部のモデルには個別の決まりがあります。公式が Frontier models と呼ぶ大きなモデルは、標準の支払いでは 1 分あたり 20 件、前払いの AI Gateway の残高を使う場合は 50 件です。

1 分間に頼める回数は、依頼の種類ごとに決まっています。

依頼の種類ごとに、1 分間に配れる整理券の枚数が違います。種類が違えば枚数も違います。

つまり、1 分あたりの上限は仕事の種類ごとに決まっています。

数字が分かったら、超えたときの挙動を知ったうえで、超えない作りにします。

公式は、上限のいずれかを超えると以降の操作はエラーで失敗し、すべての上限は毎日 00:00 UTC に戻ると説明しています。また、Wrangler の local mode で動かしたモデルの呼び出しも、この上限に数えられます。

そのため、頼む回数を減らす作りが要ります。1 日 1 回だけ頼む、頼む前に対象が変わったかを確かめる、返事の長さの上限を決める、という三つが基本です。加えて、公式は一部のモデルには有料の支払い方法が必要だと注意しています。

つまり、頼む回数を減らす作りが、無料の範囲に収める近道です。

ここで紹介した数え方が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は Free plan なので、1 日 10,000 Neurons が上限です。第 16 章の目覚まし時計は 1 日 1 回なので、頼む回数は 1 日数件に収まる見込みです。実測(1 回の要約で消費した Neurons)は実装後に追記します。

  • Neurons は、依頼に必要な計算の量を測る単位です。
  • 無料は 1 日 10,000 Neurons、超過は 1,000 Neurons あたり $0.011 です。
  • 1 分あたりの上限は仕事の種類ごとに決まっています。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 相談役への依頼 / 手間を測る単位 Neurons / 1 日 10,000 まで無料 free allocation / 超過は $0.011 1,000 Neurons あたり / 1 分あたりの上限 rate limits / 超えるとエラー 00:00 UTC に戻る

次の章では、窓口で何が起きたかを日誌とグラフで見ます。

この節のチェック

問 1Neurons が表しているものはどれですか?

問 2無料で使える 1 日あたりの量として公式が示している数字はどれですか?

問 3無料の枠を超えた分の価格はどれですか?

問 4Text Generation の 1 分あたりの上限として公式が定めている数字はどれですか?

問 5Wrangler の local mode で動かしたモデルの呼び出しは、どう扱われますか?

最終更新日: