第 18 章 Logs と Analytics
第 16 章で店は決まった時刻に勝手に動くようになり、第 17 章では相談役も呼べるようになりました。ここで困るのが、勝手に動いた結果を誰も見ていないことです。
いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)は、公開してからずっと「遅い」「落ちた」に作者が気づく手段を持っていません。この章では、窓口の作業日誌と来客のグラフを揃え、困ったときに見る順番まで決めます。
Learning goals
この節でできるようになること
- 作業日誌(Workers Logs)が何を残すかを説明できる
- 今その場で窓口の様子を聞く方法を言える
- 来客数と失敗数のグラフの見方と経路を言える
- 遅い・落ちたを見つける順番を自分で言える
18-1 窓口の作業日誌(Workers Logs)
窓口で起きたことは、その場に居なければ分かりません。 だから店は机に日誌を置き、来客のたびに 1 行書き留めます。 Cloudflare では、この日誌を Workers Logs と呼びます。 店舗登録票の observability で始まり、書く割合も決められます。 残る量は Free で 1 日 200,000 件・3 日ぶんです。 この節のゴールは、日誌が何を残すかを説明できることです。
18-2 今その場で聞く(wrangler tail)
日誌は後から読むもので、今この瞬間は分かりません。 貼り紙を替えた直後は、その場に立って様子を聞きたくなります。 手元の端末では wrangler tail、事務所の画面では Live で見ます。 同時に見られるのは 10 まで、混むと一部は落ちます。 聞いた声は残らないので、残す用途には日誌を使います。 この節のゴールは、今その場で聞く方法を言えることです。
18-3 来客数とエラーのグラフ(Metrics)
1 日に何千件も来る店では、日誌を全部は読めません。 知りたいのは「昨日より増えたか」「失敗は何割か」です。 来客数・失敗数・かかった時間は、線にして眺めます。 窓口 1 つぶんが Workers metrics、店名ぶんが Zone analytics です。 毎週見る項目を先に決めておくと、点検が習慣になります。 この節のゴールは、グラフの見方と経路を言えることです。
18-4 遅い・落ちたを見つける手順
道具が揃っても、どれをどの順で見るかは別の話です。 遅さは平均ではなく、高いほうの区切りで見つけます。 失敗は種類と番号で分け、直す相手を決めます。 グラフが「いつ」を、日誌が「どれ」を教えます。 最後に、同じグラフが戻ったかまで確かめます。 この節のゴールは、困ったときの順番を自分で言えることです。
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