第 12 章 WAF のルール
前の章では、入口に人が押し寄せる場面を扱いました。人数を捌く警備は自動で働きますが、1 人ずつ来る人の用件までは見ません。置いていない通路を次々に試す用件や、危ない中身を送りつける用件は、別の仕組みで止めます。
受付の手前に検問を置き、届いた用件を 1 件ずつ確かめます。この章では、検問の役割、Cloudflare が用意した手配書、自分で書く紙、そして紙に書く条件文の書き方までを扱います。
Learning goals
この節でできるようになること
- 検問(WAF)が何を見る場所かを日常語で説明できる
- 手配書(Managed Rules)で何が守れるかを言える
- 自分の紙(Custom rules)を作る経路を順に言える
- 条件文が三つの部品でできていることを説明できる
12-1 受付の検問(WAF とは)
入口の警備は人数を捌き、検問は用件の中身を見ます。 Cloudflare では、この検問を WAF と呼びます。 紙 1 枚は「条件」と「処置」の組です。 処置は止める・確かめる・記録するから選べます。 紙には本部の手配書と自分の紙の 2 種類があります。 この節のゴールは、検問が何を見る場所かを言えることです。
12-2 Cloudflare の手配書(Managed Rules)
知られている攻撃の手口は、調べる人たちが刷った手配書に任せます。 Cloudflare では、これを Managed Rules と呼びます。 手配書の束は何種類かあり、厚い束と無料の束があります。 無料で使えるのは Free Managed Ruleset だけです。 有効にすると、その束をまとめて使う紙が検問台に 1 枚できます。 この節のゴールは、無料で使える束と有効にする経路を言えることです。
12-3 自分で書く検問の紙(Custom Rules)
手配書には「この店だけの事情」は載っていません。 そこで、白紙に自分で条件と処置を書きます。 画面では、見る欄・比べ方・値を選び、処置を選んで掲示します。 無料では紙は 5 枚まで、Log 以外の処置が使えます。 紙は上から順に読まれ、止まるとそこで終わります。 この節のゴールは、紙を作る経路と順番の効き方を言えることです。
12-4 条件文の書き方(expression)
条件は決まった形の 1 行で書きます。 「見る欄」「比べ方」「照らす値」の三つが部品です。 見る欄には通路の名前や送り主などを選べます。 比べ方は、同じ・含む・名簿にある、から選びます。 二つ以上つなぐときは括弧で読む順を明示します。 この節のゴールは、条件文を三つの部品で読めることです。
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