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15-3 守りの点検表(Security Center)

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
守りの弱い所を一覧にするのが Security Center です。

第 10 章から前の節まで、守りの道具を 1 つずつ足してきました。数が増えると、次に困るのは「どこが抜けているか」が分からないことです。

店でたとえるなら、鍵・警備員・検問をそれぞれ置いた後で、施錠のし忘れや空いたままの裏口を誰も見ていない状態です。人の記憶ではなく、点検表が要ります。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)も、設定が増えるほど自分の頭では追えなくなります。Cloudflare には、その点検を代わりに回す画面があります。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 点検表(Security Center)が何をするかを日常語で説明できる
  • 点検表に並ぶものの種類を言える
  • 点検表を開く画面の経路と、点検を始める操作を言える
  • 使えるプランと点検の間隔を数字で言える

点検表は、良い状態をあらかじめ決めておき、今の状態と見比べて差を出す紙です。差が出た行だけを見れば、直すべきところが分かります。

Cloudflare では、この点検の仕組みを Security Center と呼びます。公式は、Cloudflare のセキュリティ製品・世界中の網から集めた脅威情報・設定の分析を、1 つの画面にまとめたものだと説明しています。

点検の中身も公式が説明しています。点検のたびに、今の設定を「守りが強いことを示す理想の設定」と見比べ、合わない設定が見つかると、危険の可能性を表す 1 件として書き出します。この 1 件が Security Insights の指摘です。

点検は、今の設定を理想の設定と見比べて差を出します。

左が理想の設定、右が今の設定です。合わない行だけが点検表に載ります。

つまり、点検表は「理想との差」を機械が自動で出したものです。

点検表には、性質の違うものが並びます。

公式は、Security Center の主な機能として次を挙げています。危険の一覧を出す Security Insights、アカウントに紐づく資産を並べる Infrastructure、住所や名前を調べる Investigate、止めた通信の内訳を見る Security Reports、名前をまねた新しいドメインを探す Brand Protection です。後の 2 つは beta と書かれています。

危険の一覧に並ぶ指摘も公式に載っています。たとえば、管理者が多要素認証を有効にしていない Users without MFA、Cloudflare を通っていない DNS の行 Unproxied A Records、検問の手配書が有効でない Zones without WAF Managed Rules などです。

見つかった項目には重大度が付き、上から片付けます。

1 行が 1 件の指摘で、点検の回ごとに増えたり消えたりします。

つまり、点検表は「危険の一覧」と「持ち物の一覧」と「調べる道具」を兼ねています。

点検表は、決まった 1 つの画面から開きます。

この画面で Scan now を選ぶと、その場で点検が始まります。公式は、点検が終わると画面の表示が「点検中」から「最後に点検した日時」に変わると説明しています。

点検は既定で有効です。止めたいときは同じ画面で点検を無効にでき、後からまた始められます。

点検表は決まった 1 つの画面から開きます。

画面の上に最後の点検日時が出て、その下に指摘が並びます。

つまり、開く場所は 1 つで、始める・止めるも同じ画面です。

点検表は特別な契約なしで使えます。

公式は、Security Center は全てのプランのお客様が使えると説明しています。自動の点検も全てのアカウントで既定で行われます。間隔は公式の表で、Free plan が 7 日ごと、Pro と Business が 3 日ごと、Enterprise が毎日です。

使えるプラン
全プラン
自動の点検(Free)
7 日ごと
自動の点検(Enterprise)
毎日

その場で点検を始める操作には条件があります。公式は、Business か Enterprise のドメインを 1 つ以上持つアカウント、または Teams Standard・Teams Enterprise のアカウントだけが手動の点検を始められると書いています。

つまり、見るのは全プラン、その場で走らせるのは条件付きです。

ここで紹介した点検表が、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は Free plan なので、点検は 7 日ごとに自動で回る形になる予定です。ドメインを取得した後、最初の点検で出た指摘を数え、直せるものから片付けます。指摘の件数と種類は、そのときに追記します。

  • 点検表(Security Center)は、今の設定を理想の設定と見比べて差を出します。
  • 危険の一覧(Security Insights)のほか、資産の一覧や調べる道具も同じ画面にあります。
  • 全プランで使えて、自動の点検は Free plan で 7 日ごとです。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 守りの道具が増えて 抜けが見えない / 守りの点検表 Security Center / 理想の設定と 今の設定を見比べる / 差が出た 1 件 Security Insights / 資産の一覧 Infrastructure / Free は 7 日ごとに自動

次の節では、この点検を一度きりにせず、習慣として回す方法を見ます。

この節のチェック

問 1Security Center の説明として公式に沿うものはどれですか?

問 2Security Insights の 1 件はどのように作られますか?

問 3Security Center を使えるのはどのプランですか?

問 4Free での自動の点検の間隔はどれですか?

問 5Security Center にアクセスできない役割はどれですか?

最終更新日: