コンテンツにスキップ

13-2 何を数えるか(特性と期間)

Plan: Free費用: 0円Wrangler 4.126.0公式ドキュメント取得日 2026-08-27
誰を同じ人とみなし、何秒で何回までかを先に決めます。

整理券の機械を置いても、それだけでは動きません。台帳に「誰の分の行か」を決めないと、回数を積み上げられないからです。

決めることは四つです。誰を同じ相手とみなすか、何秒を見るか、その間に何回までか、超えた人をどう扱うか。この四つで整理券は働きます。

いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)でも、この四つを埋めます。ここでは、目印、期間と回数、処置、数える用件の順に見ます。

Learning goals

この節でできるようになること

  • 数取り器が何ごとに分かれるかを説明できる
  • 何回・何秒の二つを分けて言える
  • 超えた後の処置に何が選べるかを言える
  • 数える用件をどう切り分けるかを説明できる

台帳の行は、来た人ごとに分けます。目印は住所でも会員番号でも構いません。違えば別の行になり、回数は混ざりません。

Cloudflare では、この目印を characteristics(特性)と呼びます。公式は、この決まりの回数をどう追うかを決める設定の集まりだと説明しています。画面の IP(API では ip.src)、Host(店名)、Path(道筋)、Country(国)などから一つ以上選びます。使える目印はプランで違い、Free と Pro は IP だけです。

公式は、目印の値の組み合わせごとに別々の数取り器を持つと説明しています。加えて、どの決まりにも必ず窓口のある建物(データセンター)の番号(cf.colo.id)が目印として裏で足されます。

同じ人とみなす目印ごとに、数取り器が 1 つずつ用意されます。

住所の札ごとに数取り器が並び、別の札の人は別の器で数えます。

つまり、目印の組み合わせが 1 つの「同じ相手」で、そこに数取り器が 1 つ付きます。

回数の上限は、二つの数字で決めます。「何秒を見るか」と「その間に何回までか」です。片方だけでは決まりません。

Cloudflare では、前者を Period(期間)、後者を Requests(リクエスト数)と呼びます。公式は、Period は回数を評価するときに見る秒数、Requests は決まりを発動させる回数だと説明しています。API で使える Period の値は 1060(1 分)・120(2 分)・300(5 分)・600(10 分)・3600(1 時間)です。

実物では、画面から選べる値はプランで違います。Free は 10 秒だけなので、「10 秒で何回まで」を決めます。

何秒のあいだに何回までかを、二つの数字で決めます。

砂時計が期間、ダイヤルが回数です。二つそろって上限になります。

つまり、上限は「何秒」と「何回」の組で表します。

上限を超えた人を、追い返すのか、確認して通すのか、記録だけ残すのかを決めます。あわせて、その扱いを続ける時間も決めます。

公式は、処置(action)に使える値として、Block(止める)、js_challengemanaged_challengeManaged Challenge)、challengeLog(記録だけ)を挙げています。続ける時間は Duration(API では mitigation_timeout)で、01060120300600360086400(1 日)から選びます。

Block で止めたときの答えは、既定で 429(頼みすぎ)です。中身や番号を自分で決められるのは Pro 以上です。また Free・Pro・Business では、確認を出す処置に続ける時間を選べず、確認に通るたびに数取り器が 0 に戻ります。

超えた後の扱いと、それを続ける時間を決めます。

上限を超えた人に札を渡す係と、扱いを続ける時間の砂時計が並んでいます。

つまり、処置と続ける時間は別々に決めます。

同じ人でも、全部の用件を数えたいわけではありません。「鍵の窓口の用件だけ」のように、対象を切り分けます。

Cloudflare では、この切り分けを expression(条件文)で書きます。条件文の書き方は Rules language という文法で、公式は、広く知られた表示フィルタをもとにした仕様だと説明しています。

数える条件は、既定ではこの条件文と同じです。別に決めたいときは counting expression(数える条件文)を書けますが、使えるのは Business 以上です。Free の条件文に使えるのは Path と Verified Bot だけなので、実際には「この道筋への用件を数える」形になります。

どの用件を数えるかは、条件文で切り分けます。

数える用件と数えない用件が、条件文に沿って左右に仕分けられています。

つまり、条件文が「何を数えるか」を決め、既定では処置の対象と同じです。

ここで紹介した四つが、いま読んでいる Cloudflare Lab でどう使われるかを見ます。

Cloudflare Lab は Free plan なので、目印は IP、期間も続ける時間も 10 秒で固定です。自分で決められるのは、条件文の道筋・回数・処置の三つだけです。実測は実装後に追記します。

  • 数取り器は、目印(characteristics)の値の組み合わせごとに 1 つ用意されます。
  • 上限は Period(何秒)と Requests(何回)の組で決めます。
  • 超えた後の処置(Block・Managed Challenge・Log など)と、続ける時間は別々に決めます。

この節で出てきた言葉を、つながりの順に並べると次のようになります。

図のラベル: 誰を同じ相手とみなすか characteristics / 数取り器が 1 つ付く / 何秒を見るか Period / その間に何回まで Requests / 超えた後の処置 Block / Managed Challenge / Log / 続ける時間 Duration

次の節では、この四つを画面の項目に埋めて決まりを作ります。

この節のチェック

問 1characteristics は何を決める設定ですか?

問 2数取り器は何ごとに分かれますか?

問 3回数を数える期間として、公式が挙げている値の組はどれですか?

問 4上限を超えて止めたときに返る、既定の状態番号はどれですか?

問 5すべての整理券の決まりに必ず含まれる目印はどれですか?

最終更新日: