第 9 章 Access で認証
第 6 章から第 8 章で、記録する場所・小さな値を貼る場所・大きな荷物を置く場所が揃いました。ここまでは、置いたものをお客さん全員に見せる前提でした。次に困ったのは「見せたくないもの」です。いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)の検証記録を一覧するページは、作者だけが見られる状態にしたいものです。
受付の奥に関係者専用の部屋を作り、扉の前に警備員を置けば、確かめてから通せます。この章では、部屋を届け出て、誰を入れるかの紙を書き、メールの合言葉で確かめ、通した印が本物かを最後に確かめるところまでを扱います。
Learning goals
この節でできるようになること
- 関係者専用の部屋(Cloudflare Access)が何をする仕組みかを日常語で説明できる
- 守りたい住所を部屋として届け出る手順を言える
- 誰を入れるかを紙に書く三段の書き方を説明できる
- 通した人に付く入室証を、なぜ・どう確かめるかを言える
9-1 関係者専用の部屋(Access とは)

店の表は誰でも入れますが、奥には出せないものがあります。 Cloudflare では、この奥の部屋を Cloudflare Access で作ります。 考え方は Zero Trust で、中にいることを信用の理由にしません。 確かめるのは部屋の扉の前ではなく、お客さんが最初に着く窓口です。 確かめは窓口で終わるので、条件に合わない用件は本社に届きません。 この節のゴールは、部屋と警備員の役割を言えることです。
9-2 部屋を登録する(application)
部屋は、守りたい住所を届け出ることで作ります。 住所は、Cloudflare が電話帳を預かっている店名から選びます。 届け出の画面は Zero Trust から Applications へ進む経路です。 一度確かめた人を覚えておく時間も、ここで決めます。 届け出た直後から、その住所を開いた人には確認の画面が返ります。 この節のゴールは、部屋の届け出の手順を言えることです。
9-3 誰を入れるか(policy と One-time PIN)
部屋を作っただけでは、まだ誰も入れません。 警備員に渡す紙には、行いを一つだけ書きます。 通る人は、含める・加えて満たす・除くの三段で絞ります。 外部の名簿が無くても、メールに届く合言葉で確かめられます。 紙は上から順に読まれ、一致した時点で判断が決まります。 この節のゴールは、入室ルールを自分で組み立てられることです。
9-4 入室証を確かめる(JWT)
窓口を通った人の用件票には、通した印のスタンプが押されます。 スタンプは用件票に付いてくるので、奥の担当者は探しに行きません。 本物かどうかは、本部が公開している見本を取り寄せて照らします。 どの部屋あてのスタンプかも、あわせて確かめます。 ここまでやると、窓口を通らずに来た用件を断れます。 この節のゴールは、入室証を確かめる理由と手順を言えることです。
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