第 16 章 Cron Triggers
ここまでの章で、窓口は「お客さんが来たら動く」形で育ってきました。ところが、いま読んでいるこのサイト(Cloudflare Lab)には、誰も来なくても定期的にやってほしい仕事があります。本文の根拠にしている公式ドキュメントのリンクは、いつか必ず宛先が変わるからです。
その確認は、これまで作者が思い出したときに手で走らせるだけでした。人の記憶に頼る点検は、忙しい日に飛びます。店に目覚まし時計を置き、決めた時刻に勝手に起きて見回る形にすれば、忘れようがありません。この章では、その目覚まし時計にあたる仕組みを扱います。
Learning goals
この節でできるようになること
- 来客が無くても Worker を動かせる仕組みを日常語で説明できる
- 鳴らす時刻を五つの欄で書けるようになる
- 「時刻が来たら」の入口が「お客さんが来たら」とどう違うかを言える
- 毎日の出典確認をどう組むかの設計を説明できる
16-1 店の目覚まし時計(Cron Triggers とは)
窓口のスタッフは、お客さんが来たときにだけ呼ばれます。 誰も来ない時間に点検をさせるには、別の呼び出し役が要ります。 Cloudflare では、この呼び出し役を Cron Triggers と呼びます。 鳴らす時刻は店舗登録票に書き、マニュアル側は別の章で受けます。 無料のプランでも使え、本数の上限だけが決まっています。 この節のゴールは、来客なしで動く仕組みを説明できることです。
16-2 目覚ましの設定(cron 式)
目覚ましの時刻は、五つの欄が並んだ短い文字列で書きます。 左から分・時・日・月・曜日で、記号で「毎回」「何おきに」を表します。 公式には、毎分・30 分ごと・毎週日曜といった見本が並んでいます。 気をつける点が一つあり、時刻は UTC で読まれます。 曜日の番号の数え方も、他の仕組みとは違います。 この節のゴールは、鳴らしたい時刻を自分で書けることです。
16-3 時刻が来たら(scheduled handler)
目覚ましが鳴ったとき、マニュアルのどこが開かれるかを決めます。 Cloudflare では、この章を scheduled handler と呼びます。 お客さんの用件に答える入口とは、呼ぶ相手も返す相手も違います。 手元の試運転でも、合図を送って鳴らしたことにできます。 1 回で使える時間には上限があります。 この節のゴールは、時刻の入口の書き方と試し方を言えることです。
16-4 毎日の出典確認をどう組むか
仕組みが分かったら、毎日の見回りの中身を決めます。 確かめるのは、出典のリンクが生きているかと、本番が返事をするかです。 結果は第 6 章の帳簿に積み、今の状態は第 7 章の付箋に貼ります。 全部無事なら黙り、壊れた時だけ知らせます。 Cloudflare Lab でどう組むかは、この節で予定として書きます。 この節のゴールは、毎日の確認の設計を説明できることです。
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